和歌山県 龍神温泉郷 -龍神・小又川(りゅうじんおんせんきょう -りゅうじん・こまたがわ)
和歌山県田辺市
龍神温泉郷 -龍神・小又川概要
高野龍神国定公園、山峡のいで湯、日本三美人の湯
和歌山県中東部の山間、木々の香りと川のせせらぎが聞こえる静かな郷、そこが龍神温泉郷である。伝説の県下最高峰護摩壇山の雄大な原生林、その護摩壇山に源を発する日高川の上流のほとり、山峡のいで湯として湧き出ているのが龍神温泉と小又川温泉である。
龍神温泉はその昔、役の行者小角によって発見され、後に弘法大師が難陀龍王の夢のお告げによって浴場を開いたことから龍神温泉の名がついたと伝えられ、以来1300年その歴史を育んできた。また徳川時代には、この温泉を気に入った紀州の藩主徳川頼宣公によって、この地に遊ぶための特別の旅館が造営されて以後、紀州徳川家の別荘温泉地として栄えた伝統と由緒ある秘湯である。また、肌をきれいにし美人をつくる湯として名高く、群馬の川中温泉、島根の湯の川温泉と並んで「日本三美人の湯」といわれている。
小又川温泉は、龍神温泉のすぐ近く、日高川の支流小又川にひっそりと湧く温泉で、小又川の渓流美を映し静寂なたたずまいの中にある。
龍神温泉の近くには温泉寺、中里介山の小説「大菩薩峠」龍神の巻に出てくる曼陀羅の滝(遊歩道で20分)などがあり、小又川温泉内には倒幕の念に燃えた勤王の志士が幽閉された天誅倉(龍神温泉から徒歩20分、小又川温泉からはすぐ)など、いにしえ人の残していった様々な足跡に出会うことができる。
龍神温泉郷 -龍神・小又川の見どころ
高野龍神国定公園護摩壇山(標高1372m)の新緑、紅葉、樹氷(車で30分)、曼陀羅の滝、天誅倉。
龍神温泉郷 -龍神・小又川へのアクセス
JR紀勢本線紀伊田辺駅よりバスで80分。
MAP 龍神
MAP 小又川
龍神温泉郷 -龍神・小又川の泉質・適応症
泉質
(龍神)炭酸水素塩泉 (小又川)温泉法第2条による温泉
適応症
(炭酸水素塩泉)きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
20軒/700人