熊本県 天草下田(あまくさしもだ)
熊本県天草市
天草下田概要
天草灘の落日と下田温泉
下田温泉は、天草下島の西海岸に位置し、雲仙天草国立公園の中心部にある天草有数の天然温泉である。下田温泉のある天草島は、上島と下島、さらに周囲に散らばった大小120の島々からなっている。浸食地形、沈降地形や砂州の発達によって、素晴しい海岸地形を見せていることから、昭和31(1956)年には雲仙天草国立公園に指定され、更に、昭和45(1970)年には、天草海中公園として我が国初の海中公園(現在海域公園)に指定された。
この美しい島天草が、観光的に大きな価値を占めるようになったのが、夢の架け橋として全国的に宣伝され昭和41(1966)年に完成した天草パールラインである。大矢野島、永浦島、池島、前島、上島の全長17kmを結ぶ五つの橋は、島民の長年の夢を実現させたもので、それぞれが美しい造形美を見せている。この架橋によって、天草は阿蘇と雲仙を結ぶ中継地点となり、九州観光に大いに役立っている。
ここ下田温泉は、天草灘を望み、長年の浸食作用によってできた断崖や洞門などが続き、海岸風景の素晴らしいところである。夏から秋にかけて、温泉付近の海岸では、海水浴、アジ、クロダイなどの釣りを楽しむ人を多く見かける。釣りと観光を楽しんだ後は、温泉に入浴し、天草灘の新鮮な海の幸を味わうことができる。宿泊施設としては旅館、民宿10軒があり、温泉センターも利用可能である。
天草下田の見どころ
天然記念物妙見浦、大江天王堂、天草ロザリオ館、天草市立玩具資料館
天草下田へのアクセス
JR九州新幹線熊本駅からバス2時間30分、本渡バスセンターから50分。
MAP
天草下田の泉質・適応症
泉質
炭酸水素塩泉
適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
10軒/656人