広島県 矢野(やの)
広島県府中市
矢野概要
自然のふところに抱かれた矢野温泉
緑の山々にかこまれ、小鳥も鳴けばせみも鳴く自然のふところに抱かれた矢野温泉は、福山市と三次市のほぼ中間にある山間の町、府中市上下町にある。町の中央部は山陰山陽の分水嶺にあたり、南流して瀬戸内海へ入る芦田川の支流矢多田川と、北流して日本海へ注ぐ江の川の支流上下川が流れている。静かな山間の町で多くの文化遺跡を山の緑にくるんで保護しているため、有名観光地にない素朴さを残している。
湯川公園のふもとからわき出る静かな山の出湯「矢野温泉」は、その昔800年ほど前に豊成法師が諸国巡錫の途上発見されたと伝えられ、泉境中央の小丘にある薬師堂に祀られて長い歴史を物語っている。
現在、「矢野温泉あやめ」とリニューアルし、瀬戸内海の海産物を使った料理や大衆演劇が頻繁に行われている。温泉旅館の泉山荘を総じて矢野温泉と呼び、そこから徒歩5分のところに自然の森MGユースホステルもある。近年、ボーリングにより30℃の湯が毎分200リットル自噴するようになり、温泉の少ない広島県では名高い温泉地となっている。
春には「かたくりまつり」、夏には「あやめまつり」、秋には「かかしまつり」などイベントが多い町で、それにあわせて温泉を楽しむため訪れる客も多い。特に6月の「あやめまつり」には多くの観光客が訪れる。
矢野の見どころ
平成8(1996)年6月「矢野温泉公園四季の里」が誕生し、毎年6月にはあやめまつりが盛大に行われる。また、巨大な岩の重なる岩海、キャンプ場、木工体験や食事のできる「四季彩工房」もある。
矢野へのアクセス
JR福塩線上下駅より車で10分。
MAP
矢野の泉質・適応症
泉質
放射能泉
適応症
高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
3軒/150人