日本温泉名人認定試験「温泉検定」 試験対策について
2024年10月17日 公開
日本温泉協会では、第6回「温泉検定」を2025年3月2日(日)に工学院大学・新宿キャンパスで開催いたします。
当日は、温泉総論、温泉地学、温泉化学、温泉医学、温泉法学、温泉観光学の6分野について各50分のセミナー(講義)をおこなった後に、温泉検定試験にのぞんでいただきます。この記事では試験対策についてご紹介しています。
「温泉検定」の主旨
日本の温泉について、様々な学問的アプローチで研究された成果を学習することによって、温泉に関する知識を深め、日本の温泉文化を内外に紹介できる人材を育成し、日本の観光と温泉地の発展、国民の健康増進に寄与することを目的としています。
「温泉検定」の試験形式
試験は、6つの分野(温泉総論、温泉地学・温泉化学・温泉医学・温泉法学・温泉観光学)から各10問で計60問を出題いたします。
試験方式は4択式マークシートで、試験時間は60分です。受験者ご自身の得意分野から解答を進めていくことが最良です。
過去の試験問題の一例 ※答えは温泉検定テキストでご確認ください
・温泉総論
(問)温泉法第18条では、温泉を公共の浴用又は飲用するものに、施設内の見やすい場所に温泉の成分等の掲示を義務付けているが、掲示が義務付けていない事項はどれか。
1.温泉の成分 2.禁忌症 3.適応症 4.入浴又は飲用上の注意
・温泉地学
(問)火山性温泉に関する水はどれか。
1.化石水 2.深層地下水 3.浅層地下水 4.マグマ水
・温泉化学
(問)硫化水素(H₂S)について正しいものはどれか。
1.無色・無臭の有毒気体 2.有色・有臭の無毒な気体
3.無色・有臭の有毒気体 4.有色・無臭の無毒な気体
・温泉医学
(問)温熱効果に含まれないのはどれか。
1.殺菌効果 2.疼痛緩和効果 3.免疫力増強効果 4.筋腱軟部組織柔軟化効果
・温泉法学
(問)次のうち、温泉法(昭和23年法律第125号)の内容に含まれないのはどれか。
1.温泉の保護のための規制 2.温泉の採取に伴う災害の防止
3.温泉の適正利用のための規制 4.地熱発電のための環境整備
・温泉観光学
(問)1954年(昭和29年)国民保養温泉地の第1号として、3つの温泉地が指定されたが、該当しない温泉地はどこか。
1.群馬県の四万温泉 2.青森県の蔦温泉 3.栃木県の日光湯元温泉 4.青森県の酸ヶ湯温泉
問題文では「含まれないのはどれか」、「間違いはどれか」等の言い回しがあり、焦らずにじっくり読むことが大事です。
受験の対策
試験問題の内容は、ほぼ「温泉検定テキスト」に記載されているので、試験当日までに学習することが必要です。また当日のセミナー(6講座×50分)でも、それぞれの科目の試験問題のヒントをお話する場合が多く、「確認の場」としてとらえた方が良いでしょう。この時期、睡眠と栄養をとって体調管理にもご留意下さい。
過去受験された方からの声をご紹介します
・温泉について体系的に理解ができ満足でした。
・興味深い知識を得ることができた。
・勉強になりました。正しい温泉知識を持ち日本の温泉の良いところも宣伝したい。
・色々の分野からのアプローチで温泉について学ぶことが出来てよかった。
・温泉に対する関心がより強くなりました。 等々。
また、受験者の皆さんからのアンケートを見ますと、温泉検定をきっかけに前向きになっているのが感じられます。温泉関係の仕事に従事される方のモチベーションの向上にも役立っているのは確かです。
○第6回温泉検定のお申込みは、こちら(第6回日本温泉名人認定試験(温泉検定)のご案内)をご覧下さい
○温泉検定テキストのご案内は、こちら(温泉検定テキスト)をご覧下さい