福島県 土湯・高湯温泉郷(つちゆ・たかゆおんせんきょう)
福島県福島市
土湯・高湯温泉郷概要
磐梯朝日国立公園の麓に抱かれた温泉郷
福島市から会津若松へ通ずる国道115号線及び山岳有料道路「磐梯吾妻スカイライン」中継の位置にあり、荒川の渓谷沿いにある温泉で三方が山に囲まれた中に旅館が軒を並べている。付近には男沼・女沼・仁田沼等の湖沼群や思いの滝をめぐる散策路があり、4月中旬から下旬にかけては仁田沼一面に10万株余の水芭蕉が咲き誇る。
また土湯系伝統こけしのふるさとでもあり、温泉街の通りでは工人の製作実演を見学できる。さらに土湯峠の周辺には野地・新野地・鷲倉・赤湯・幕川の温泉地があり、共に風光明媚で、吾妻・安達太良登山の本拠地となっており、ミズバショウ等が咲き誇る湿原遊歩道や幕滝に通じる探勝遊歩道が旅情をさそう。
〈高湯温泉〉
福島市郊外吾妻山の麓、標高700mの高原にあり磐梯吾妻スカイラインの基点となっている、硫黄泉特有の匂いの漂う味のある温泉である。
平成15年にオープンした共同浴場「あったか湯」があり、毎日、大勢の入湯客でにぎわっている。また付近には名勝「不動滝」があり、ここに通じる遊歩道が整備されている。付近の高原地帯には6月中旬から下旬にかけてピンク色の可憐なヒメサユリが花を咲かせる
土湯温泉、高湯温泉ともに、磐梯吾妻スカイライン(吾妻小富士、一切経山、浄土平、五色沼)が見どころの一つである。
土湯・高湯温泉郷の見どころ
土湯/男沼、女沼、仁田沼、水芭蕉、思いの滝、湿原遊歩道、幕滝遊歩道、滝のつり橋。 高湯/不動滝遊歩道、ヒメサユリ群生地、温泉公園、吾妻高原スカイランド。
土湯・高湯温泉郷へのアクセス
(土湯・高湯)JR東北新幹線福島駅よりバスで40分。
MAP 土湯
MAP 高湯
土湯・高湯温泉郷の泉質・適応症
泉質
(土湯)単純温泉・炭酸水素塩泉・硫黄泉 (高湯)硫黄泉
適応症
(単純塩泉)自律神経不安定症、不眠症、うつ状態、(炭酸水素塩泉)きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、(硫黄泉)アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症 (共通)筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、ストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
(土湯)17軒/1,889人 (高湯)9軒/806人