和歌山県 熊野本宮温泉郷 -湯の峰・川湯・渡瀬(くまのほんぐうおんせんきょう -ゆのみね・かわゆ・わたぜ)
和歌山県田辺市
熊野本宮温泉郷 -湯の峰・川湯・渡瀬概要
山峡のいで湯、野趣あふれる温泉
熊野の山の中でひっそりと湯けむりを上げている山峡のいで湯。ここには湯の峰温泉、川湯温泉、渡瀬温泉の3つの温泉がある。
湯の峰温泉は、小栗判官照手姫伝説で知られている。1日に七度も色が変わるといわれている「つぼ湯」をはじめ、十余の泉源からはもうもうと湯けむりがたちこめている。温泉はとおく成務天皇のころ、熊野の国造大阿刀足尼が発見したといわれ、歴代上皇の熊野行幸によって広く知られるようになり、熊野本宮大社参拝者の湯垢離場として栄えてきた。
川湯温泉は、その名のとおり川から湯の湧く温泉。前を流れる大塔川は、温泉街100メートルの間のどこを掘っても温泉が湧くので、自分の好きなところを掘って湯舟をつくり、熱ければ川の水を引いて温度を調節すれば良いという、野趣あふれた自分専用の露天風呂ができる。また、冬には期間限定の大露天風呂「仙人風呂」が出現する。
渡瀬温泉は、川湯と湯の峰のほぼ中間、四村川沿いにある比較的新しく小さな温泉で、湯治から一歩踏み込んだ健康作りを考えた温泉地。旅館、民宿のほか、クアハウスやキャンプ場などがある。クアハウスには、男女別で七種類ずつの浴槽やトレーニングルーム、マッサージ ルーム、休憩室のほか屋外に温泉プールがある。近くには、キャンプ場、バンガローがあり、キャンプ場の前にある川では水遊びや魚釣りなどができ、楽しみながら心や体のリフレッシュができる。
熊野本宮温泉郷 -湯の峰・川湯・渡瀬の見どころ
世界文化遺産である熊野本宮大社と熊野古道、小栗判官史跡(湯の峰温泉)、仙人風呂(冬期のみ、川湯温泉)
熊野本宮温泉郷 -湯の峰・川湯・渡瀬へのアクセス
JR紀勢本線新宮駅よりバスで60分。
MAP 湯の峰
MAP 川湯
MAP 渡瀬
熊野本宮温泉郷 -湯の峰・川湯・渡瀬の泉質・適応症
泉質
(湯の峰)硫黄泉 (川湯)単純温泉 (渡瀬)塩化物泉
適応症
(硫黄泉)アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、(単純温泉)自律神経不安定症、不眠症、うつ状態、(塩化物泉)きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、(共通)筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、ストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
39軒/1,450人