岡山県 奥津(おくつ)
岡山県苫田郡鏡野町
奥津概要
湯けむり揺れて夢うらら。美人の湯奥津温泉
岡山県北部の中国山地の内壊に位置する奥津温泉は日本観光地百選に選ばれている。起源は、八雲朝廷の時代、大国主命の命を受けた少彦名命が巡撫使として地方を巡視された際、発見されたと伝えられた歴史ある温泉である。
奥津温泉は、昭和37(1962)年には、岡田茉莉子がヒロインを演じた松竹映画「秋津温泉」の舞台にもなった。
奥津渓、森林公園、泉源渓谷、甌穴、星の里キャンプビレッジ、耕心村、道の駅奥津温泉、妖精の森ガラス美術館、奥津湖等の名所がある。
この温泉地の奇習として「足踏せんたく」がある。川のほとりの自然に湧き出ている露天風呂で、あねさんかぶりにカスリ、赤腰巻にタスキというスタイルで、足で踏みつけるせんたくは、別名「洗濯ダンス」と呼ばれ、奥津温泉独特の風習が伝っている。
宿泊旅館9軒、約400人収容。日帰りで利用できる温泉施設の奥津温泉「花美人の里」は、いろいろな浴場の他に家族風呂もある。大手化粧品メーカーの化粧品の原料にも使われている泉質の良さが自慢で、昔から“美人の湯”として親しまれている。
また、高台にある「道の駅奥津温泉」では、地元で採れた新鮮野菜や山菜、特産品が販売される他、おばあちゃんの味「温泉亭」では田舎のバイキング料理が楽しめる。
車で北へ約10分で行ける世界で唯一のウランガラスがテーマの美術館、「妖精の森ガラス美術館」には是非立ち寄りたい。
奥津の見どころ
奥津温泉から下流3kmにわたり、文部省より「名勝奥津渓」に指定された渓谷は、四季折々の景観が見られる。奇習「足踏せんたく」。
奥津へのアクセス
JR姫新線津山駅よりバスで50分。
MAP
奥津の泉質・適応症
泉質
単純温泉
適応症
自律神経不安定症、不眠症、うつ状態、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、ストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
9軒/400人