山口県 俵山(たわらやま)
山ロ県長門市
俵山概要
“カランコロン”と下駄の音、湯の町俵山温泉
俵山温泉は四方を山に囲まれた山間の峡谷にある。町の中を正川の清流が流れ、この川をはさんで傾斜する岩盤上にひらけた湯の町で、地形上、夏は涼しく冬も比較的暖い。
温泉の歴史も古く、次のような伝説が残っている。平安時代の中頃、猟師が山中で一匹の白い猿を見かけ、矢を射かけて傷を負わせたが、猿は逃げてしまう。翌日、血の痕をたどって山に入ると、白猿がうずくまっており、さらに矢を放つと、猿は姿を消し、薬師如来の姿が見え、そこに温泉が湧いていた──。
泉質は、アルカリ性単純温泉で、神経痛、リウマチ、疲労回復などに適している。
俵山温泉の大きな特徴は、旅館が多いにもかかわらず内湯をもつ宿が少ないことで、浴客は共同浴場に通うため、下駄の音など昔ながらの温泉情緒を醸し出している。 また平成16(2004)年12月に温泉療養施設「白猿の湯」がオープンした。足湯、寝湯、露天風呂、ペット湯など健康志向を目的とした様々なタイプの施設がある。
周辺には、子宝に恵まれるという麻羅観音、弘法大師の開墓で西の高野山とよばれる能満寺、俵山温泉を一望でき桜・つつじの名所として知られる熊野山公園、市内で一番大きく美しい千代の滝などの観光名所もある。
また、日本海の好漁場が近いため、新鮮な魚介類も味わえる。
俵山の見どころ
(俵山周辺)麻羅観音、能満寺、熊野山公園、千代の滝。(市内)大寧寺、青海島。(周辺市町村)秋芳洞、豊田湖。
俵山へのアクセス
JR山陰本線長門市駅よりバスで40分。
JR美祢線長門湯本駅よりバスで25分
MAP
俵山の泉質・適応症
泉質
単純温泉
適応症
自律神経不安定症、不眠症、うつ状態、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、ストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
29軒/500人