福岡県 筑後川(ちくごがわ)
福岡県うきは市
筑後川概要
心もうるおう出で湯の里。博多の奥屋敷といわれる静かな温泉地
筑後川温泉は、心もうるおう出で湯の里として知られ、さらには博多の奥座敷といわれる静かな温泉地で、多くの人びとが訪れている。筑後川温泉は、福岡県の東南部、筑後平野の東側に位置し、耶馬日田英彦山国定公園、筑後川県立自然公園地内にあり、風光明媚な自然環境と観光資源に恵まれている。
静かに横たわる筑後川の悠久の流れは河畔に“筑後川温泉”の湯けむりを営み、清流ではハヤ、鮎、鯉などの川魚に恵まれていて、食膳ではこれらの魚料理を味わうことができる。名物の夏の夜の鵜飼いは特に有名である。温泉地の南部の雄大な耳納連山の風光が四季の味覚を育て、いちご、桃、ぶどう、梨、柿、キウイフルーツと一年中甘い香りが絶えない。フルーツ狩りは観光のメインにもなっている。
また、名所として「清水湧水」の清澄さから開山されたという清水寺があり、「清水湧水」はその閑静な境内にあり、夏は冷たく、冬は不思議なぬくもりさえ感じさせる名水であり、環境庁の日本名水百選にも選ばれている。「調音の滝公園」にある筑後川の支流巨瀬川の上流で美しい景観を誇る調音の滝、魚返りの滝、斧渕の滝は春の新緑、秋の紅葉とそれぞれに美しく、夏には涼を求めてくる行楽客でにぎわっている。民陶「一の瀬焼」は朝鮮出兵時、
陶工を招き始めたといわれ、現在5軒の窯元がある。また、西光寺では禅寺独特の精進料理が楽しめる。
利用状況としては、4月~11月は魚釣や舟遊び、5月20日~9月末まで鵜飼い、8月~12月上旬はフルーツ狩りが楽しめ賑う。また、11月3日前後に「一の瀬焼陶器まつり」が3日間開かれる。
筑後川の見どころ
調音の滝公園(そうめん流し)、名水百選「清水湧水」、大生寺、西光寺、一の瀬焼、くど造り民家(国の重要文化財)、大石堰、楠名重定古墳、塚花塚古墳、本仏寺、道の駅うきは、つづら棚田。
筑後川へのアクセス
JR久大本線筑後大石駅より車で5分。
MAP
筑後川の泉質・適応症
泉質
単純温泉
適応症
自律神経不安定症、不眠症、うつ状態、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、ストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
6軒/732人