長崎県 壱岐湯本(いきゆのもと)
長崎県壱岐市
壱岐湯本概要
歴史・伝説の島壱岐湯ノ本温泉
壱岐島は福岡県博多港から北西約70km、佐賀県唐津港から北約40kmの玄界灘に浮かぶ、自然豊かで風光明媚な島である。壱岐は島全域が壱岐対馬国定公園に指定されており、大小の島々が点在する海浜景観はあたかも写し絵のようであり、さらに夕日に映える島影が旅情を高めてくれる。
湯ノ本温泉は、壱岐島の北西部湯ノ本湾の入り江に湧き出す風情ある温泉郷であり、国民保養温泉地・国民保健温泉地にも指定されている。神功皇后が壱岐に立ち寄られた際、湯ノ本の路傍に湧き出る温泉を皇子(応神天皇)誕生の折の産湯に使われたという伝説が残されており、子宝の湯としても知られている。
温泉郷の近くには、壱岐カントリークラブ(9ホール)やイルカパークといった観光施設、勝本朝市などのほか、国指定史跡である壱岐古墳群や勝本城跡といった史跡もある。中でも平成22年3月に開館した壱岐市立一支国博物館は、太古から海を介した交易・交流で栄えた壱岐の歴史を、楽しみながら学べる必見のスポットであるが、歴史のみならず壱岐に関する様々な情報発信の拠点施設でもあり、壱岐を訪れた方には是非とも足を運んでいただきたい。
旅の楽しみの1つである味覚に関しては、アワビ・サザエ・ウニをはじめ、四季折々の新鮮な海の幸が食膳を賑わしている。また、壱岐は麦焼酎発祥の地であり、「壱岐焼酎」としてWTOより地理的表示の産地指定を受けている。芳醇だがまろやかで、クセの少ない飲みやすさが壱岐焼酎の特徴であり、湯上りの1杯は温泉と相まって旅の疲れを癒してくれる。
壱岐湯本の見どころ
小島が点在する湯ノ本湾の夕日、壱岐市立ー支国博物館、壱岐風土記の丘、掛木古墳、勝本城跡(河合曽良の句碑と墓)、勝本朝市、イルカパーク。
壱岐湯本へのアクセス
博多埠頭よりフェリーで2時間10分。ジェットフォイルで1時間10分。
MAP
壱岐湯本の泉質・適応症
泉質
塩化物泉
適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
7軒/300人