青森県 酸ヶ湯(すかゆ)
青森県青森市
酸ヶ湯概要
自然美豊かな八甲田の名湯
酸ヶ湯温泉は、八甲田山中の標高925mに位置しており、湯治客はもちろん、八甲田山の登山や山岳スキー、十和田湖探勝等の基地として、一年中多くの観光客で賑わいをみせている。
この温泉は、三百年の歴史を誇る由緒ある湯治場であり、自慢の総ヒバ造りの千人風呂は、広さ約80坪(260㎡)の浴室に「熱の湯」、「四分六分の湯」、「鹿の湯」、「冷の湯」と4種類の浴槽がある。様々な効能と豊富な湧出量、五百人を収容できる宿泊機能、そして周囲のすばらしい環境等が認められ、国民保養温泉地第一号に指定された。
付近には、東北大学の植物園八甲田分園があり、数百種の高山植物を観賞できるほか、徒歩7分程のところに「まんじゅうふかし」という酸ヶ湯独特の温泉施設がある。これは、源泉の上に木製の樋を渡し、その上に腰をおろすと温かみが体の深部に浸透して、胃腸病や痔疾に効果があるといわれているものである。
また、温泉の周囲は自然環境に恵まれており、爆裂火口の跡で現在も濠々たる湯気を上げている地獄沼や6月上旬のミズバショウ、9月下旬頃から美しい紅葉が眺められる睡蓮沼、勇壮な景観をもつ城ヶ倉渓流などの景勝地を有している。そして、12月上旬から5月上旬までは、ガイドと共に樹氷の間を滑走する山岳スキーツアーを行っており、四季それぞれに楽しむことができる。
酸ヶ湯の見どころ
まんじゅうふかし(徒歩7分)、城ケ倉大橋(3.5km)、地獄沼(徒歩で5分)、睡蓮沼(4km)、東北大学植物園八甲田分園(徒歩3分)、八甲田山(大岳)登山道(所要時間約5時間)。
酸ヶ湯へのアクセス
JR東北新幹線新青森駅よりバスで1時間10分。
MAP
酸ヶ湯の泉質・適応症
泉質
硫黄泉
適応症
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
1軒/420人