山形県 肘折温泉郷-肘折・黄金・石抱-(ひじおりおんせんきょう-ひじおり・こがね・いしだき)
山形県最上郡大蔵村
肘折温泉郷-肘折・黄金・石抱-概要
1200年の歴史 さあ、極上の湯に入ろう
肘折温泉郷は、出羽の霊峰月山(がっさん)の山裾に広がる温泉地で、1200年の伝統を誇る日本有数の湯治場として知られている。肘折温泉、黄金温泉、石抱温泉の三つの温泉地からなり、広大な広葉樹林帯に囲まれ、四季の彩りが美しく、訪れる人々をなごませている。
月山は、出羽三山のひとつで山岳修験の聖地として信仰を集め、肘折温泉も江戸時代より月山登拝口の温泉地として栄え、現在も夏山登山者で賑わう。
地蔵倉は、凝灰岩の岩場が山中にそそり立つ奇景として名高く、開湯伝説である地蔵権現が住んでいたといわれる洞窟は、肘折温泉が信仰の地であることを物語り、現在は縁結び・商売繁盛の神として参拝客が絶えない。
春の訪れとともに始まる朝市は、肘折温泉の名物の一つ。山菜やきのこ、おかあさんたち手作りの惣菜などが旅館の軒先にずらりと並ぶ。朝市は4月下旬から12月上旬まで毎日開かれ、お母さんたちと湯治客の明るいやりとりが響きわたり、温泉街が賑いをみせる。
黄金温泉は、旧鉱山跡地にひっそりたたずむ温泉街で、山菜採り、渓流つりの人々で賑わい、肘折温泉からの散策コースとしても最適で、ゆっくり安らげるところである。
石抱温泉は、自然の中にある露天風呂で石を抱いて入浴する等の言い伝えから名付けられた温泉で、こんこん湧き出る湯は、山中の温泉にふさわしく神秘的である。(管理者に連絡してからご利用下さい。)
冬は月山おろしの吹雪、雪見湯治で温泉情緒が楽しめる。
肘折温泉郷-肘折・黄金・石抱-の見どころ
(肘折)源泉公園、肘折ダム(足湯)、地蔵倉、小松淵、朝市、ブナ自然林、肘折いでゆ館(日帰り温泉保養施設)、湯ノ台そば畑。(黄金)カルデラ温泉館(日帰り温泉保養施設)・炭酸水。
肘折温泉郷-肘折・黄金・石抱-へのアクセス
(肘折)JR山形新幹線新庄駅よりバスで55分。
(黄金・石抱)肘折より車5分~10分。
MAP
肘折温泉郷-肘折・黄金・石抱-の泉質・適応症
泉質
(肘折)塩化物泉、炭酸水素塩泉 (黄金)炭酸水素塩泉、二酸化炭素泉 (石抱)炭酸水素塩泉
適応症
(塩化物泉)きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、(炭酸水素塩泉)きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、(共通)筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
22軒/1,224人