山形県 湯田川(ゆたがわ)
山形県鶴岡市
湯田川概要
旅篭の風情を今に残す情緒あふれる温泉街
山形県の日本海側、米どころとして名高い庄内地方を代表する風韻あふれる温泉地。開湯は和銅5 (712) 年で、1300年の歴史を有する東北でも屈指の古湯です。手負いの白鷺がその傷を癒したという発見伝説や、延喜式内の由豆佐売神社の存在など温泉場としての風格の高さがうかがわれます。
古くから「庄内田川の湯」としてその名声も高く、江戸時代から何度も発刊された温泉番付でも常に東の上位にランクされて来ました。出羽三山詣りの精進落としや近在の人々の湯治場として、大いに賑わったものと思われます。
この地を訪れ浴遊した文人墨客も枚挙にいとまがありません。竹久夢二、種田山頭火、横光利一、斎藤茂吉、藤沢周平等々。文人たちに愛された所以は、温泉街の情緒や周辺の自然環境のすばらしさ、泉質のすばらしさ等が挙げられます。
源泉の温度は43℃前後、どちらかといえばぬるめの湯で動脈硬化症、糖尿病、痛風等はもちろん、副交感神経の刺激によるストレス解消にも大きな効果があるといわれています。
路地行灯が灯り温泉情緒豊かな温泉街や東北一の規模を誇る梅林公園、映画「たそがれ清兵衛」のロケ地、由豆佐売神社の散策等、そぞろ歩けば文人気分も満喫できます。伝統を今に伝える湯田川神楽も映画に出演。各旅館の座敷でも楽しむことができます。
湯田川の見どころ
300本の梅が咲く梅林公園、様々な野鳥を観れる樹木園、藤沢周平先生記念碑、映画「たそがれ清兵衛」ロケ記念碑、ほたるの里、金峯山、足を延ばせば出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)。
湯田川へのアクセス
JR羽越本線鶴岡駅よりバスで30分。
MAP
湯田川の泉質・適応症
泉質
硫酸塩泉
適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
9軒/420人