群馬県 鹿沢(かざわ)
群馬県吾妻郡嬬恋村
鹿沢概要
自然豊かな山々に囲まれ、水と空気の澄んだ温泉
この温泉は、昔「山の湯」と呼ばれ、長野県東御市からの湯治客が多く、この街道を「湯道」と称した。東御市新張(みはり)の一番観音から鹿沢温泉の百番観音まで1町(約110m)ごとに道中の安全を祈願し百体の「道しるべ観音」の石像がある。特に、鹿沢温泉「紅葉館」の横にある百番観音は一段と大きな千手観音像であり、幾多の旅人の心を安らげてきたことかしれない。
上信越国境に位置する湯の丸山を中心とした高原地帯は、自然に恵まれ、5月中旬の山桜と共に山々の木々が一斉に芽を吹く。山は、ワラビを初めとする山菜が豊富にあり、高山植物の宝庫ともあいまって多くの人々で賑わう。特に、6月中旬から7月初旬にかけての鹿沢湯の丸高原一帯を覆い尽くす「レンゲツツジの群落」は国の天然記念物に指定されており、多くの人が観賞に訪れる。また、7月中旬頃には「鹿沢ゆり園」がオープンし、9月上旬頃まで約50万株の色とりどりのゆりの花」を楽しむことができる。
歴史ある鹿沢・新鹿沢温泉は、春の新緑・夏の避暑・秋の紅葉・冬のスキー等、四季を通じて楽しめる家族連れ向きの温泉地である。
また、鹿沢温泉は、「雪山讃歌」の発祥の地でもあり、特に雪質の良さには定評がある。本当の「粉雪」でスキーを楽しんだあと温泉で疲れを癒していただきたい。
周辺地域には、鹿沢園地、百体観音、湯の丸レンゲツツジ群落、湯の丸牧場、鹿沢ゆり園、雪山賛歌の碑、たまだれの滝、愛妻の丘、白根山、浅間山、四阿山、バラギ湖、鳥居峠、地蔵峠、池の平、高峰高原、鬼押出し、鎌原観音堂、浅間高原、しゃくなげ園など多くの見所がある。
鹿沢の見どころ
鹿沢園地、百体観音、湯の丸レンゲツヅジ群落、鹿沢ゆり園、たまだれの滝、雪山讃歌の碑等。
鹿沢へのアクセス
JR吾妻線万座・鹿沢口駅よりタクシー約25分で新鹿沢温泉、約35分で鹿沢温泉。上信越自動車道東部湯の丸ICより車約30分で鹿沢温泉。
MAP
鹿沢の泉質・適応症
泉質
炭酸水素塩泉
適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
12軒/1220人