長野県 小谷(おたり)
長野県北安曇郡小谷村
小谷概要
400年余の歴史を残す武田信玄公のかくし湯
小谷村内を南北に走る国道148号より10km程はずれた山の中の温泉。400年余の昔、武田信玄と上杉謙信によって戦われた平倉・立山合戦の折に、武田勢の落武者が発見したと伝えられるこの温泉は、今もその歴史を感じさせるひなびた雰囲気が残っている。
小谷温泉は、古くから元湯、新湯、熱湯の源泉があり、1974(昭和49)年に村により掘削した源泉を村の施設で使用している。
上信越高原国立公園に位置しており、周囲をブナの原生林で囲まれ清冽な水をたたえた湖である鎌池へのトレッキングが楽しめる。また、深田久弥氏の日本百名山に選ばれた雨飾山や、金山、天狗原山など登山客も多く訪れる。雄大な自然に抱かれた小谷温泉は湯量も豊かで、湯治客も滞在している。
5月頃、ようやく春が訪れ、チャンメロ(ふきのとう)が顔を出すようになると、雨飾荘の露天風呂も入れるようになる。各宿の料理には旬の山菜料理が並ぶ。
夏も避暑がてら、山奥の静かな温泉、「小谷温泉」でのんびりくつろぐのも趣きがある。
10月になると辺りが紅葉で美しく色彩られ、やがて3mを越す雪が降り積もる冬を迎える、粉雪の深雪から春スキーまで楽しむ事ができ、リフトはないが山スキーとして醍醐味を味わえる。
小谷の見どころ
鎌池、雨飾山、千国街道塩の道、栂池自然園。
小谷へのアクセス
JR大糸線南小谷駅よりバスで40分。
MAP
小谷の泉質・適応症
泉質
炭酸水素塩泉
適応症
きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、筋肉、関節の慢性的痛み、こわばり、軽い喘息・肺気腫、痔の痛み、運動麻痺による筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、自律神経不安定症やストレスによる諸症状、耐糖能異常、軽い高コレステロール血症、病後回復期、疲労回復、健康増進
宿泊施設数と温泉地全体の収容力
2軒/180人